つくりつづける
時間をかけてきてつくったきたものが、必ずしも強固なものだとは限らない。
この先も永遠に続くのかもわからない。
壊れてしまったものは新しいかたちに直すこともできるし、そのままそこから去ることもできる。
どちらを選ぶことも自由。
すべて自分がきめること。
一緒につくってきたものなら、どちらかがやめてしまえばもうそれは2人の作品ではない。
自分は2人でつくりたい、つくってきたと思っていても、どちらかのたったひとつの行動や言動で、一瞬ですべて崩れさってしまうのははしょっちゅうだ。
やりなおして、崩されて。
また積みなおして、壊されて。
なんでそんなことするのって。
または私がそうしてきたのかもしれない。
こういうものを作りたいから、ちゃんとやってよね、と無理させたのかもしれない。
ただ何も考えず、説明書通りにましかくのものをつくりあげる喜びもあるのかもしれないけれど。
どうせなら、あーでもないこうでもない、
どちらかがたまに崩してしまっても、ちょっと休んでまたつみなおそう。
って言いながら一緒につくれる関係がいいなと思う。
形があるものはなくなっても、それをつくってきたあの時間はなくならない。
たとえ去られてしまったような気持になっても、ひとりのときは自分が納得できるものをつくり続けたい。
そしたらいつか、いろんな人が見に来てくれる。
それまでお互いの世界でがんばろう。